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胃がんって、どんな病気

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胃って、どんな臓器?

おなかの中をイメージしてみてください。
胃は、食道と十二指腸の間にある袋状の臓器です。胃底部・胃体部・幽門部の3つの部位に分けられます。そして、胃の入り口を噴門、出口を幽門といいます。

胃の基本構造

胃の働きは?

では、胃の機能はどのようなものでしょうか。それは、飲み込んだ食物を、①貯留し、②胃酸と混和して殺菌・分解し、③ゆっくりと十二指腸に運ぶことです。

胃がんって、どんな病気?

胃がんは、治せる可能性が高まっている!

胃がんは、2012年の統計では、男性1位、女性3位と、多くの方がかかる可能性のあるがんです。でも、これまで、徐々にかかる方は減少しています。
そして胃がんの死亡率ですが、男性2位、女性4位で、大幅に減少してきており、“治せる可能性が高まっている”がんです。

年齢調整罹患率(男性、女性)
年齢調整死亡率(男性、女性)

出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」(人口動態統計)

胃がんは胃壁の内から外に広がる

胃がんはどこにできるのでしょうか。それは胃壁の内側です。
胃壁は内側から順に、粘膜層(M)、粘膜下層(SM)、固有筋層(MP)、漿膜下層(SS)、漿膜(S)という5つの層で形成されています。そして、胃がんは最も内側の粘膜層から発生します。

胃がんは進行すると転移する

胃がんは、腫瘍(がん)が大きくなるにつれて、胃壁の側に向かって広がりリンパ節や他の臓器(肝臓や肺など)に転移します。さらに大きくなると、胃壁を突き抜けて大腸や膵臓などに直接広がり、おなか全体にがん細胞が広がることもあります。

どこからが進行がん?

胃がんの腫瘍が粘膜下層までを早期がん、筋層より深くに入ったものを進行がんと呼びます。

がんの深達度(T)

「胃癌取り扱い規約(第15版)」に準拠

胃がんの症状 最初は無症状だから検診が必要

胃がんは初期のうちは無症状のことが多く、特有の症状はありません。多くは健康診断やがん検診などで、たまたま見つかります。だからこわいのです。
そして、胃がんは、病気が進むにしたがって、みぞおちの違和感や痛み、胸やけ、食欲低下、体重減少、吐き気や嘔吐などの症状がみられるようになります。
また、腫瘍から出血することで貧血になったり、便が黒くなったりすることもあります。
自覚症状がないからといって安心せず、毎年、定期的に検診を受けることをおすすめします。

胃がんの原因 生活習慣の乱れ

それでは、どうして胃がんになるのでしょうか。
胃がんの原因は、ヘリコバクターピロリ菌感染塩分過多、野菜や果物の摂取不足、喫煙などだと考えられています。いろいろありますが、大きくいって、食生活、生活習慣の乱れがリスクになるといえるでしょう。

監修医師

監修医師:Dr.春田周宇介

春田 周宇介 Haruta Shusuke

虎の門病院
専門分野:消化器外科(上部消化管)

専門医・認定医:
日本外科学会 専門医・指導医、日本消化器外科学会 専門医・指導医、日本内視鏡外科学会 技術認定医(胃)、日本消化器病学会 専門医など

*本監修は、医学的な内容を対象としています。サイト内に掲載されている患者の悩みなどは含まれていません。


監修医師:Dr. 浦辺雅之

浦辺 雅之 Masayuki Urabe

虎の門病院
専門分野:消化器外科

専門医・認定医:
外科学会専門医、消化器外科学会専門医、消化器外科学会消化器がん外科治療認定医、食道学会食道科認定医、がん治療認定医機構がん治療認定医

*本監修は、医学的な内容を対象としています。サイト内に掲載されている患者の悩みなどは含まれていません。


監修医師:Dr. 小川雄介

小川 雄介 Yusuke Ogawa

虎の門病院
専門分野:一般外科、消化器外科

専門医・認定医:
日本外科学会外科専門医

*本監修は、医学的な内容を対象としています。サイト内に掲載されている患者の悩みなどは含まれていません。

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